最近、いろいろな説明会に参加したら、学校見学をして少々お疲れ気味の私…「娘には一体どういう学校が合うのだろう?」ということを第一考えていますが、どうにも答えがなかなか出ず。
そんな時にネットのニュースで目にした「中学受験 大逆転の志望校選び 学校選びと過去問対策の必勝法55」という本になんとなく惹かれ、買ってみました。著者は安波京子さんという方。
とにかく私が「知りたい!」と思っていたことが全て載っているような素晴らしい本でしたので、皆さんにもご紹介したいと思います。私のように「志望校どうしよう」と思っている方がいたら、ぜひ参考にしてみてください。
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校風別に中学校が分類されていてわかりやすい
まず本を読み始めると目に飛び込んでくるのが、校風別のマトリクス。男子校、女子校、共学校、附属校でわかれているので、自分の希望する分野が見つけやすい。
4年生くらいの「なんとなく学校見学行かなきゃ」みたいな時に、この本があったら、効率よく学校見学に行けたかもしれません。
志望校と第二志望校がマトリクスの対極にある場合は、志望校の見直しを検討したり、どちらが子供に合うのか改めて考えるきっかけにもなります。
校風別に志望校を考えることで、家庭の教育方針や子供の性格について、深く考える良い機会となります。考えることによって、子供に合う学校・教育方針に合う学校を見つけることができ、結果的に満足のいく教育を受けることができる学校を見つけられるんじゃないかと思っています。
関東だけでなく、関西の中学受験事情にも言及しているので、関西の方にも役立つかと思います。
学校見学時のポイントや見ておくことなどがわかる
それぞれの学校の真の姿を判断するために、どのようなことに留意して学校見学や学園祭に足を運ぶのか、具体的に書かれています。
学校見学では個別相談などの機会があったり、質問する場面があります。そういった時にどのようなことを聞くと、学校の様子がわかるのかもよく書かれていますので、参考になります。
自宅学習で中学受験の志望校対策をする方法が書かれている
中学受験指南書なので、塾に行ったり家庭教師がいること前提に書かれている本ですが、自宅学習での対策にもかなり役にたつ情報が書かれていました。
特に6年生の後半の過ごし方や、赤本の使い方などは、まだ先の話ですが、共感できることが多かったです。
筆者の安波京子さんは、塾講師や家庭教師経験が長く、中学受験のプロなので、経験談が多かったり、とっても具体的な対策方法を細かく紹介してくれています。
教科ごとの過去問傾向マトリクスは、併願校選びの役にたつ
国語や算数の過去問の傾向別にマトリクスで表になっているので、志望校と同じような出題傾向の学校を見つけやすいのが、この本の良いところ。
気になった学校の過去問をその都度確認するのは、かなりの労力を伴いますので、この表は本当に助かります。
また、第一志望と第二志望の傾向があまりにも違っている場合は、早めに志望校の見直しを検討することもできますよね。
中学受験は受けることが大切なのではなく、実際に通うことになってからが大切
この本を読んで、中学受験は実際に6年間通う学校をしっかりと見定めるために必要なことがたくさん書かれている本だと感じました。
中学受験の勉強をしていると、偏差値の高い学校に入ることがゴールになってしまうような錯覚に陥りますが、そうではないことを改めて確認できました。
子供本人が6年間楽しく、健やかに教育を受けることができる、相性の良い学校を見つけたいものです。
この本は衝動買いしてしまったのですが、本当に役に立つので、これから読みこんでいこうと思っています。私は本屋さんで買いましたが、アマゾンなどでももちろん売っています。アマゾンではベストセラー1位にランキングされていました。地元の小さな本屋さんでも売っていたので、かなり売れているのかもしれません。1位にも納得の良書でした。
普段はこのようないわゆる啓発本や中学受験情報の本は、偏った情報が入らないように読まないことが多いのですが、この本は読んで良かったです。
ちなみに私の住む地域の図書館に蔵書がありましたが、予約待ちが多かった上に、手元に残しておくべき本だと感じたので、私は購入しました。どんなものか試しに読んで見たい、という場合は、図書館で借りてもいいかもしれませんね。
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