今回のブログでは、5年生の夏〜6年生の12月までZ会中学受験コースを受講してみての感想をご紹介します。
我が子(以下A子)は、約1年半のZ会中学受験コースの通信教育生活で、無事に志望校に合格し、今は進学を楽しみにしているところです。
A子の勉強遍歴
4年生の終わりに公立中高一貫校に興味を持ち、4年生の終わり〜5年の夏まではZ会通信教育の公立中高一貫対策(小学生コースのハイレベル・専科の作文・公立中高一貫コース)を受講し、5年生の夏から志望校を変更して国私立中学対策に舵を切り、Z会中学受験コース1本で塾なし中学受験対策をしました。
公立中高一貫対策は、中学受験コースよりかなり楽でボリュームも少なかったため、中学受験コースに変えてからは、ずっと毎月の課題に追われていた感じです。
ただ、どの勉強も無駄だと感じることはなく、結果的に考える力が身についたことや、得意分野を伸ばせたこと、勉強が好きになれたこと、勉強習慣が身についたことなど、メリットはたくさんありました。
A子の場合は、志望校が二転三転したことで、対策変更が大変でした。ですが、これは塾に行っていたらなかなか難しいことだったので、こういった柔軟な対応ができたのも、Z会のおかげだったかなーと思っています。
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【5年生】Z会中学受験コースをやってみての感想
5年生の夏休みからZ会中学受験コースを4教科全て受講し始めました。Z会中学受験コースは全教科月に2回ほど、添削(テストみたいなものです)を提出する必要があります。
この添削、毎月15日と月末までに出すのが目標になるのですが、教材をこなすことで精一杯で、なんとか間に合うように添削を提出する、という日々が続きました。
夏休みはほぼ習い事漬けだったため、提出できないものもあったり…結果的にこの提出できずに手をつけなかった教材部分が弱点となり、6年生の直前期に改めて5年生の教材を使ってそう復習することになりました。
とにかくなりふり構わず、理解しきれていなくてもいいから、教材をさらっとでもやっておけばよかったと、6年生になった時に感じました。現在、下の子が5年生の中学受験コースに取り組み始めていますが、下の子にはとにかく提出に間に合うように授業だけでもみておけ!と口酸っぱく伝えています。
得意教科に関しては、遅れていてもすぐにリカバリー可能だったのですが、苦手教科は要注意です。得意教科に関しては、言わなくても勝手に取り組んでくれていたし、成績も順調に推移しました。
苦手科目に対しては、私が一緒になって取り組んだのですが、やっぱり苦手は苦手。取り組んだだけでも良しとしてあげればよかったかな、と今になれば思います。
5年生の途中からだったため、やっていない分野がたくさん発生してしまい、バックナンバーを取り寄せることも多かったです。
5年生のZ会はどの分野ももれなく触れさせてあげることが大事だったなーと感じています。完璧ではなくても、授業を見ておくだけでもいいので、とにかく基礎だけでも理解することが、後々の勉強を楽にします。
5年の途中から受講するなら、全てのバックナンバーを取り寄せて並行して取り組むぐらいの気合いが必要です。我が家は取り組みが遅く、後悔したので…
【6年生】Z会中学受験コースをやってみての感想
6年生になると5年生の内容の応用や実践が中心となってきます。基礎が分かっていないと歯が立たなくなります。
とにかく難しくなりますが、基礎を理解していれば解ける問題もあるので、とにかく基礎が漏れてしまっているところを穴埋めしていく感じ。
できない問題が増えることで、苦しいこともありましたが、最後まで諦めることなく、できるところまで頑張る、と決めて教材に取り組みました。
添削の提出が遅れることもありましたが、頑張っているのは分かっていたので、遅れに関しては特に気にしていませんでした。
6年生になると志望校別の対策などもできるので、利用できるところは利用しました。
秋になると志望校が固まり、過去問や基礎固めに注力し始めたため、Z会5年生の教材が活躍し、6年生の実践に関しては取捨選択して使いました。
5年生の頃は1000人以上いたはずのランキング(添削問題は毎回偏差値やランキングが出ます)の人数は、最終的に300人くらい(もっと減っていたかも)になっていました。塾と併用している子もいるので、どういった状況なのかは想像しかできませんが、6年生になると添削も難しい問題が多く、手が回らなくなる子が多いんじゃないかな、と思ってみていました。
Z会中学受験コースは難しいのか?
A子は5年生の途中、次女は3年生の途中からZ会中学受験コースを利用しています。3年生〜6年生までの教材を見ていて思うのは、Z会中学受験コースの3年生4年生のコースはそれほど難しいとは感じませんし、子供自身も余裕を持って取り組むことができますが、5年生6年生のコースは難しいです。
この難しい、の基準が我が家の場合なのですが、学校の成績はそこそこ良く、習い事で忙しい家庭の場合、と思ってください。
5年生からは中学受験の塾と同じようなペースで、先取り学習が進んでいきます。かなりの時間を勉強時間に割かなければ、しっかり理解してついていくのは大変です。
でも、ちゃんとついていければ、確実に実力がつくのは分かっているので、できる限り食いついていく(笑)。
勉強が好きな子や、自習を苦としない子、習い事などはなく勉強だけに注力できる子にとっては、難しくないのかもしれません。
Z会中学受験コースと習い事との両立をして見ての感想
とにかく忙しいです。勉強しつつ、習い事しながら、学校行事に取り組み、休日は模試や学校見学と勉強、という日々が5年生からずっと続いていました。
習い事が息抜きになっていた面がありましたが、夏休みがほぼ潰れる習い事だったので、夏は不安でしょうがなかったです。みんなが夏期講習している間に朝から晩まで習い事。一日1時間勉強するのが精一杯という状況を、ひたすら見守るしかなかったです。
受験するのは本人だし、習い事をやめるくらいなら受験はしない、とA子の意志が固かったため、もはや私が口出しできるものではなかったです。
私にできることは苦手分野や基礎漏れの洗い出し、スケジュール管理、志望校選定や教材の絞り込み、あとは親としていつも通りにすること、でした。
Z会中学受験コースは自分のペースでカリキュラムを進めることができます。できない日があっても、休日にまとめて取り組んだりできるので、習い事との両立はとてもやりやすかったです。塾に行っていたら、習い事を諦めなければならなかったので、我が家にはぴったりでした。
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Z会中学受験コースの親の負担についての感想
スケジュール管理や、ちゃんとやっているかのチェック、わからないところは一緒に取り組んであげる、など、毎日Z会と触れ合うことになります(笑)。
タブレットで管理できるのですが、我が家はエクセルで月間予定表とその日のタイムスケジュールを作ってあげて、それに沿って勉強できるようにしてあげていました。6年生の後半にもなると、自分でタイムスケジュールを立てることができるようになり、現在は全て自分でスケジュールを立てることができるようになりました。
今はZ会の中高一貫コース(中学生向けのコース)を引き続き受講しており、全て自主的に取り組んでいます。
スケジュール管理は、最初のうちは親の負担が大きいですが、結果的に子供が自主的に管理できるようになったので、頑張ってよかったです。
ちゃんとやっているかどうかのチェックに関しては、リビング学習をできるだけ心がけていました。そのため、子供がいるときはテレビが見れないし、あまりぐうたらできません。でも、子供が頑張っているので、親としても邪魔しないように家事をしたり、読書したり、答え合わせしてあげたりして、見守っていました。
時々、自分の机でやる、と言って一人でやっていることもあったのですが、ぼんやりしていたり、youtube見ていたこともありました…息抜きも必要だとは思いますが、やっぱりちゃんと見ている人がいないと怠けちゃいます。大人でもそうですもんね。でもでも、つい怒ってしまうことありました。
わからないところがあった場合には、まずは教材や映像授業で確認させ、それでもわからない場合は一緒に問題を解くことがありました。また、苦手そうなところに関しては、子供が取り組む前に私が問題を解いて見て、一緒に取り組むこともありました。
これは結構時間がかかりましたが、子供がこんなに難しい問題を頑張っているんだ、と思うと「なんでこんな問題もわかんないの!?」みたいな気持ちは無くなり、親子の精神衛生上とっても良かったと思っています。
ここに書いたことは、すべて「結果的に」という感想です。やっている最中は、負担が大きく(特に精神的)て、イライラしちゃったり、子供を叱ってしまうこともありました。何よりも叱ることや口出しすることを我慢して、見守る、ということを心がけるのが大変でした。
これらの負担に関しては、塾に行っていても同じだと思います。Z会中学受験コースだったから大変だった、というようなことは特になかったように思います。
Z会中学受験コースで中学受験できて良かった
とても良問が多く、教材もシンプルだったので、我が家にはぴったりの教材でした。親の負担はありますが、塾なしで中学受験ができて本当に良かったと思っています。
習い事を続けることができたし、夕飯を一緒に食べたり、勉強を一緒にしたりして、家族の絆が深まったような気もしています。
辛いことや迷うこともたくさんありましたが、子供と一緒に一つの目標に向かって頑張ることができたのが、私にとっても財産になったと思っています。
塾に行っていなかったことで、偏差値を気にすることなく本当に行きたい学校をいくつか見つけることができた気がしています。情報が少なかったため、とにかく自分たちの足を使って、たくさんの学校を見に行き、納得の行く中学受験ができました。
まとめ
中学受験の目的ややり方はそれぞれの家庭によって違うものです。上記感想はあくまでも私個人的なものなので、自分達親子に合うかどうかはそれこそ学校選びと一緒で、一度実際教材を見てみることが大切だと思います。
我が家がお世話になったZ会は資料請求するとお試し教材がもらえるので、入会前にお試ししてみることをおすすめします。我が家ももちろんお試し教材を申し込んでから、入会しました。
我が家のバイブル
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