「中学受験勉強っていつから本気でやればいいのかな…」
「5年生や6年生から始めるとどうなるのかな?」
今回のブログではこんな疑問にお答えしていこうと思います。
我が家には、小4の終わりからZ会の通信教育で公立中高一貫対策を始めて、小5の夏からZ会の中学受験コースで本気で勉強を始めたA子と、小3の夏からZ会の中学受験コースでのんびり勉強を始めたB子の二人の子供がいます。
A子はすでに中学受験を終了しており、志望校に無事合格しています。B子は5年生のZ会の教材が始まり、いよいよ本気で取り組む段階になってきたところです。
勉強のスタートがそれぞれ違っていて、今思うことは、早くから勉強を始めた方が良いが、本気になるのは5年生からで十分、だということです。
そこで今回はなぜそう思ったのかを交え、小5から始めた場合と小3から始めた場合の違いと、中学受験勉強はいつから始めたらいいのかを書いていこうと思います。
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小5から中学受験勉強を始めたA子と小3から始めたB子との違い
小5から始めたA子の場合
長女ということもあり、なんとなく手探りで小4の終わり頃から公立中高一貫校対策の勉強を始めたA子。当時は中学受験対策の勉強を始めた気分でいたのですが、4年生の公立中高一貫校対策の勉強は学校の勉強のちょっとした延長レベルだったため、実際にいわゆる先取り学習の中学受験勉強を始めたのは小5の夏でした。
とにかく常に勉強に追われている感じが受験の日まで続きました。習い事と並行しての勉強だったので、なかなか3年生や4年生から余裕を持って対策している子供たちに追いつくのが本当に大変でした。
短期集中と思えば、小5から一気にやれたのは良かったと思っています。結果は変わらないかもしれませんが、もう少し早くに取り組んでいれば、少しは余裕があったのかな…なんて思います。
こんな感じの本を早めに読んでおくと、後からじわじわ効果ありでした。
小3から始めたB子の場合
小3の夏からZ会の中学受験コースで中学受験勉強を始めたB子。小3のうちは勉強習慣が少し身につくなー、程度の負荷の勉強だったので、中学受験勉強というよりは学校以外での勉強を少ししているね、みたいな感じ。
小4になると少しずつ先取り学習も増えてきました。でも、ちゃんと勉強時間を確保して教材をこなしていけば、学校の成績に問題ない子なら、ついていけるレベル。習い事を2つやりつつ、遊びつつ、勉強も頑張っていてちょっと忙しい、みたいな感じ。
小5になり、教材も難しくなり、勉強量もかなり増えました。本格的に中学受験勉強が始まったな、という感じ。ついていけているかどうかは微妙ですが、A子の時よりは小3からの基礎知識があるせいなのか、余裕が多少ある感じ。
二人目ということもあり、私がのんびりしているせいもあるかもしれませんが、なんだかなんとかなっているな、と思っています。
Z会さん、お世話になっています。
始めた時期による違いについて
小5からの短期集中は、とにかくがむしゃらに取り組めばなんとかなりますが、親子の精神的負荷が結構あります。
小3からのゆっくり勉強は、勉強する期間としては長いです。本気になるのは小5前後なので、どちらにせよ小5からはがむしゃらに取り組むことになります。本気に取り組む前の勉強は、あまり構えずに基礎知識をしっかり定着させていけば、小5からの本気の勉強の際に、精神的に楽です。
どちらにせよ、結果は変わらないのかもしれませんが、私は小3から助走をつけて、小5あたりから本気になるのが親子にとって負荷がなく、良いと感じました。
始めた時期によっての違いは、基礎力や勉強習慣をつける時間の有無と、精神的負荷の違いでした。
小5や小6から中学受験勉強を始める場合
普段勉強が好きで、言われなくても勉強する子や、いわゆる頭のいい子なら、小5や小6から勉強を始めても難なく志望校に合格できるんだろうと思います。
我が家のように普通の子の場合、親子で相当頑張るか、塾や個別指導に徹底的にお世話になれば小5以降に勉強を始めてもなんとかなります。
ただ、御三家や難関校の場合は、基本的にはもっと早くに始めないときついです。低学年からずっと頑張っている子たちに追いつくのがなかなか難しいのです。頑張っている子たちと同じペースで勉強していても、もちろん追いつけないので、その何倍も勉強する必要がありますので…
小5以降から中学受験勉強を始める場合は、しっかり覚悟してから取り組むことをお勧めします。
中学受験勉強はいつから始めたらいいのか?私が感じたこと
いつから始めたらいいのかは、子供の性格や能力、親の状況によって違います。塾を利用するのか、志望校はどこなのかによっても変わるのかどうか、考えて見ました。
塾に入る場合
塾に入る場合は3年生の2月(新4年生)から中学受験対策がスタートする塾が多い印象ですので、余裕を持って勉強を始めたいのなら、この時期が良いと思います。足並みが揃うので、塾に馴染みやすいし、カリキュラムのスタートなので遅れることなく始めることができます。
また、3・4年生のうちは先取り学習とはいえ、基礎が中心となるので、勉強のペースとしてはそれほど辛くありません。習い事と塾の両立をしている子も結構多かったです。
私の子供をもしも塾に入れるなら、3年生の2月に入れたいです。
私の周りには3年生から入れた人もいれば、6年生から入れた人もいます。3年生から入れたから絶対受かるというわけではありませんし、6年生からで御三家合格もいます。ただ、それぞれの家庭で塾に入れるタイミングが違っているだけで、3年生からちゃんと基礎学習を何かしらやっている家庭がほとんどです。
基礎力なく突然6年で塾に通っても、なかなか難しいです。
塾に入るかどうかは関係なく、3年生から4年生で中学受験の基礎学習は必要なので、基礎の勉強はやはり3年生から4年生で始めた方が良いと思います。
通信の場合
通信教育で学習する場合も、塾と同様です。早く基礎学習を始めた方が、余裕を持って勉強を進めることができます。
A子は5年生からだったので、基礎学習を並行しつつ、5年生のカリキュラムをこなしていました。やっぱり大変です。
Z会の通信教育のカリキュラムは3年生の4月(新3年生)から始まります。塾よりものんびりとした長いスパンでのカリキュラムです。
3年生のうちに学習習慣を身につけ、4年生で基礎学力を身につけ、5・6年生でさらに力をつけていくイメージです。
塾の場合と同様、このカリキュラムにちゃんと乗っていけば、無理なく中学受験の勉強ができます。
大変な思いをしたくなければ、やはり3年生からが良いです。短期集中で行きたい場合は、好きな時期に始めて見ても良いですが、とにかく追いつくのが大変です…
我が家がお世話になっているZ会。中学受験コースはもちろん、公立中高一貫校向けのコースもあり。資料請求するとお試し教材がもらえるので、子供に合うかどうか見極めてから入会することをお勧めします。
進研ゼミにも中学受験対策のコースがあります。我が家は資料請求してお試しのみです。カラフルな教材なので、楽しく学びたい子供にはぴったり。Z会と同様、無料でお試しできますので、比較して子供に合う教材を探せます。進研ゼミも公立中高一貫校向けのコースがあるので、志望校に合わせて利用可能。
国私立中学受験の場合
これはどの偏差値帯の学校を目指すのかによって変わってきますが、志望校が決まっていないのであれば早めに勉強を始めた方が良いです。
それほど上を目指すわけではないという場合でも、勉強習慣を身につけるためには早めの勉強開始がオススメです。
勉強を始めるのは早い段階からがオススメですが、勉強量を調整して目指す学校に合う量の勉強をすれば良いと思います。
3年生から学習を始めた人でも、1日5時間勉強する子、1日30分勉強する子などそれぞれです。
公立中高一貫校の場合
A子が受験を検討し始めた頃は、6年生から勉強して合格した、なんて話も聞きましたが、今や4年生あたりから通塾、もしくは通信教育が当たり前のようになってきているようです。
目指す学校によっては、私立同様の勉強量が必要です。
出題傾向に癖はあるものの、やっぱり基礎学力以上の能力が必要になってくるし、ライバルが私立併願だったりするので、勉強は早く始めた方が良いです。
作文の対策や適性検査に慣れることも必要ですが、基礎学力や勉強習慣があってこそだと感じます。
周りの公立中高一貫校志望の子供を見ていると、4年生・5年生から通塾の子が多い印象。6年生からという子もいます。
通塾を急がず、市販の問題集で勉強をスタートする人もいます。
まとめ
色々なパターンを見てきて思うことは、基礎学力をつけるための学習なら低学年から始めた方がいいということです。突然「中学受験!」みたいな感じで勉強するのではなく、自宅学習でもいいのでとにかく勉強習慣と基礎学力を早めに身につける。
それが塾に行かずに学校の勉強だけでもできちゃう子は、6年生で塾に入っても中学受験に間に合ったりするのです。
どのパターンでも、早い段階から勉強に慣れるということ、勉強に集中できるということが大切だと感じます。
最後に
これまで長々書いてきましたが、親子共々、無理のない中学受験をするなら、私は小3から余裕を持ってカリキュラムに沿って勉強することをお勧めします。
カリキュラムに沿って、志望校に合わせた勉強量で勉強していけば、親子で納得のいく受験ができるのではないでしょうか。
我が家は自宅学習で中学受験したのですが、やはり市販の教科書だけではペースがつかめないし、漏れがあると嫌なので、ペースメーカーとしての期待も込めてZ会の中学受験コースを受講しました。
色々な塾を見て、通信教育をお試しして、たくさんの中学校を巡って、我が家に合った中学受験ができました。
それぞれのご家庭にあった中学受験ができると良いですね!
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Z会や自宅学習でわからないところがあった時には、スタディサプリの映像授業を見て、理解を深めています。自宅学習の子供にはもちろん、塾や学校でわからないところの補習としても使えます。全学年の授業を見放題なので、先取り学習もできちゃいます。娘はもっぱら復習やわからないところの理解を深めるために使っています。
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