現在、5年生の娘は私立中学受験と都立中高一貫校受検の両方を目指しています。第一志望は私立になるかと思いますが、都立への思いも捨てきれず、両方頑張っているところです。
公立・都立中高一貫校受検をするとなると、作分対策が必須となりますよね。我が娘はとにかく作文が苦手。読書が大好きにもかかわらず…
私はありとあらゆる手を尽くして、(塾には行かず塾なし自宅学習で)娘の作文対策に力を入れました。しかし、ますます意味のわからない文章が綴られていくばかり。
夫にも相談して、どうやってまともな作文を書けるよう指導するか、試行錯誤を重ねました。そして、最近ようやく違和感のないまともな文書が書けるようになってきたのです。
我が家と同じように作文に苦慮しているご家庭の参考になればと思い、娘の作文対策をブログに残すことにしました。「こんなの当たり前」と思うかもしれませんが、よかったらご覧ください。
公立中高一貫校の作文問題は400字前後が多く、テーマは様々
公立中高一貫校の作文問題は400字前後のものが多く、テーマは大きく6つほどに分類されます。
環境・自然科学・芸術言語・社会・人とのかかわり・生き方、が出題されやすいテーマです。
どの問題にも対応できるように、まずは文章を読むことに慣れ、徐々に書くことに慣れていかなければなりません。
作文力をつけるためには、文章に慣れ親しむこと、たくさん書いて自分の意見をまとめることに慣れること、添削をしっかりしてもらうこと、に尽きると思います。
作文対策におすすめの問題集はこちら
作文対策としてまず手をつけたいのは、簡単な文法系参考書
いきなり文章を書け、と言われても大人でも難しいですよね。まずは、文章の仕組みを理解する必要があります。そのためにはまず、簡単な参考書を1冊しっかりとマスターすることが大切だと感じました。
我が家では出口汪さんの論理エンジンシリーズの中でも、基礎中の基礎的なこちらの参考書を徹底的にやらせました。これをやることによって、文章の仕組みを理解することができました。
ある程度作文力がある子には、ふくしま式の参考書がおすすめ
実は、出口さんの論理エンジンに手をつける前に、娘にふくしま式の参考書をやらせました。他の方がブログで進めていたり、ネットの評判も良かったからです。
最初のうちはスムーズに解けていたし、とっても良かったのですが、やっているうちに「もっと基礎的な部分を固めないとマズい」と感じ、論理エンジンに鞍替えしたのです。
論理エンジンは薄いし、簡単なのでそちらで文章の基礎をがっちり固めて、再びふくしま式を解き始めると、以前よりスムーズに進むようになりました。
やはり、どんな勉強も基礎を固めてから、次に進まないと力がつかないことを実感しました。
このふくしま式問題集は、本当に役に立ちました。大人の私にもためになるし、とってもわかりやすいです。娘はこのふくしま式の考えを土台にして、現在でも作文や短文問題に取り組んでいます。
言いかえる、比べる、たどる、という作文に重要な要素を網羅している問題集です。
参考書で作文の基礎力をつけたら、作文の書き写しがおすすめ
基礎力がついたら、次は実際に文章を書いてみます。ここで私は、新聞や短文の要約を娘にやらせました。確かに読解の力や語彙力は少しつきましたが、作文力がどうにも伸びなかったです。このやり方は塾の方に聞いたものだったのですが、娘には合わなかったみたい。ちなみにその時の記事はこちら。

うちの娘に合わなかっただけで、やる価値はある良い方法だとは思います。
要約させることはやめ、次に始めたのはこちらの参考書の問題文を読ませて、作文の解答を書き写し(模写)させることです。
この問題集、正直難しいです。私もやってみましたが、難しい。とても4年生や5年生には解けそうにありません。そして、模範解答が時々イマイチ。
でも、この問題集は書き写しにぴったりでした。文章のチョイスは公立・都立中高一貫校で頻出するタイプのものがちゃんと選ばれているので、読むことで適性検査に慣れることができました。
また、文章を読んでから、模範解答の作文を書くことで、「作文ってこういう風に書けばいいんだ」ということが理解できるようになりました。
この取り組みを始めて2ヶ月ほどが経ちました。娘は違和感のない文章をスムーズに書けるようになったのです!もうね、色々な対策をしてもダメで、作文がない学校にしようか…なんて考えていたんだけれど、本当にメキメキ書けるようになって、嬉しい…
人に伝わる文章を作る、すなわち自分の気持ちを表現することって、人生においてとっても大切だと思います。受験勉強というより、人生勉強として、この作文対策はとっても有意義だったと感じています。
作文対策の実践として、Z会の作文コースを受講しています。
やっと作文の素地が固まった娘、5年生の始めから続けているZ会の作文コースもスムーズにやりこなしています。
問題集で解いたものを、親が添削しても良いのですが、作文は明確な答えがないので、添削が難しい。
そこで、添削に関してはプロの手を借りています。
Z会の作文コースはとってもやさしいので、もしも「まだ作文の基礎ができていないよ!」という方でも、取り組みやすくなっています。
今まで説明した参考書や模写などしなくても、のんびり作文対策していきたい人や、そんなに作文が苦手ではない人はZ会の作文コースで十分だと思います。
どんな教材なのかはこちらの記事でご確認ください。

Z会作文コースの詳細、資料請求はこちらの公式サイトをどうぞ。
低学年のうちに作文対策するなら、論理エンジンかブンブンどりむがおすすめ
Z会の作文コースは低学年向けではないし、ふくしま式は低学年には難易度高すぎです。なので、1年生から3年生くらいのお子さんが作文対策するなら、出口さんの論理エンジンか、通信教育のブンブンどりむがおすすめです。
こちらは1年生向けですが、それぞれの学年で出版されています。また種類も複数あるので、子供にあった参考書を見つけることができそうです。
ブンブンどりむはどの学年にも対応した、作文の通信教育です。資料請求すると無料キットが送付されてくるので、子供に合っているかどうか確かめてから申し込みできます。
ブンブンどりむの資料請求や詳細の確認はこちら。
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子供にあった教材を見つけて、作文力を高めてあげましょう
我が家の娘はまだまだ「意味の通じる文章が書けるようになった」という段階で、スタートラインにやっと立てたところです。
この基礎がこれから残り1年間の勉強だけではなく、将来の役に立つものだと思っています。
今後も娘にとっての最善の方法を試行錯誤しながら、見つけて進んでいこうと思います。

作文に関する記事はこちら



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コメント
作文に関しての対策、読ませて頂きました。う~ん、なるほど、そういう方法があるのかと感心の一言に尽きました。
息子は、中高一貫都立、一本でいく予定です。だから作文は必須になるかと。にも拘わらず、読解力が弱く、作文力が今一歩です。ホント、毎日、親の方が悩んでます。「まだまだ時間はあるから、土台作りをしなきゃいけないよ。とにかく興味ある本を読みなさい!」とは言ってるものの、なかなか進んでないようです。
今春から、通常の5教科ハイレベル+都立中高一貫校受験コースと作文講座を受講予定です。通常科目は、気合!?でついていったとしても、作文は通信で大丈夫かなと不安ですね。そこで様子を見ながら、この模写を取り入れてみようかと作戦変更中です。
ホント、よくぞこのサイトを立ち上げてくれました!って感じで感謝に尽きます。
先日も、このサイトを参考に真似をし、基礎体力をつけるため、日能研のモノですが、計算と漢字を日々、ウォーミングアップ代わりにやらせてます。。。
今年も更新しています。よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
読解も作文も、低学年には難しいですよね。
漫画でも良いので本を読んでいると、
どうやら読解には強くなるようです。
親としては、「もっとまともな本も読んで!」と
思うのですが…
Z会のハイレベルは、通常の学校の授業を理解できている子なら、
十分ついていけますよ!
作文はちょっと簡単な感じなので、
もしも作文が苦手ならば別の対策が必要かと思います。
娘は計算と漢字を今でも毎日続けています!
やっぱり基礎は大切ですよね。
しばらく計算をサボっていると、計算が遅くなるようで、
最近は自発的に取り組んでいます。
のんびり更新していますが、よろしくお願いします。