子供が5年生のうちに、気になる学校には足を運んでおきたいと思い、ここ数ヶ月は頻繁にいろいろな学校の説明会や見学に行っています。
先日は、頌栄女子学院中学の説明会に行ってきました。全く知らない学校だったのですが、うちから1時間以内で通えるということから、事前知識ゼロのまま、学校説明会に突撃です。
とても素晴らしい学校だと感じたこと、違和感もあったこと、親として考えさせられることがあったこと、など今回の学校説明会に行ってみて感じたことを、ブログに残しておきたいと思います。
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頌栄女子学院中学は高輪台駅から徒歩1分
港区白金台に校舎があり、駅からすぐで便利な場所でした。五反田や品川からも徒歩圏内です。学校の校舎は結構古い感じですが、緑が多く、庭園があったりして、素敵なところでした。耐震補強は進めているとのことなので、その点は心配ないでしょう。
夏は蒸し蒸ししそうな感じで、冬は寒そうです。それでもこの雰囲気なら、乗り越えられそうな気がします。
校舎が綺麗な学校で学びたい!という方には、ちょっと向かないかもしれません。
説明会の雰囲気について
今まで共学や合同説明会、中堅以下の女子校などに行っていましたが、頌栄レベルの偏差値の女子校の説明会は初めてでした。
なんとなく「ここはカジュアルで行ってはいけない気がする」と感じ、とりあえずフォーマルな雰囲気の服装で行って正解でした!ほとんどの保護者の方が、ネイビーかホワイトのシフォン系ブラウスやふんわりスカート、ローヒールのパンプスに地味めなバッグ、黒髪に近い色の髪色でした。
制服か!?と思うほどで、ちょっと違和感を感じました。この違和感は最後まで拭うことができなかったのですが、どうやらキリスト系の女子校はどこもこんな雰囲気らしい。確かに、キリスト系の学校は、行事や礼拝の際は基本フォーマルですよね。これを考えたら、なんだか納得です。
保護者や生徒を見た感じでは、派手な方はあまりいません。大人しいというより、真面目で元気、といった印象でした。
さてさて、学校説明会についてですが、校長から教育方針の説明、生徒指導の先生から学院生活についての説明、教頭先生から教育や進路について、DVDによる学校紹介、広報の先生から入学試験についての説明、授業参観、で構成されていました。
校長先生のお話からは、伝統校の余裕と落ち着きを感じた
校長先生のお話は、とてもわかりやすく、シンプルなものでした。男女は同権であっても同質ではないので、思春期の教育は違いがあった方が良いということや、キリスト教の学校であることの説明などを中心にお話しされていました。
頌栄は学費が安い上、寄付金などの募集は一切ないということ・入学に際してキリスト教だから優遇したり、兄弟が卒業生だから優遇する、などは一切ないということをお話ししていました。
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頌栄女子学院中学の制服はとっても可愛い
頌栄は日本で初めてブレザーとタータンチェックのスカートを制服として取り入れた学校だそうです。冬服は赤いタータンチェックで、古い校舎によく映えます。私が説明会に行った際は、生徒たちはみんな夏服でした。ワンピース型の制服もあり、なんだか学校に行くのが楽しくなりそうな、素敵な制服だなーと感じました。
学校は土日はお休みです。日曜日に近所の教会に行くようにすすめているからだそうです。朝は基本8:15からで、下校は16:30です。また、部活はほとんどの生徒が入っているとのこと。弓道部が強く、理科研究部は大所帯、ダンス部やチア部は花形、と説明がありました。
行事は多く、頌栄が所有している山荘などを使った宿泊行事もあります。希望者が参加できる英会話研修や留学、ボランティア系のキャンプも魅力的でした。
学年の約半数が、早慶上智・国公立に進学実績あり
大学への進学実績はやはり素晴らしく、国公立や早慶上智はもちろん、様々な大学に進学しています。合格者数だけでなく、実際に大学に入学した人数も公表しています。これは、進学実績への自信だと思います。
説明会の後に、入学後の塾について質問したところ、中学生はほとんど塾には行っていない、高校生で塾に行く子もいるが、推奨はしていない、学校の授業だけで十分に大学受験に対応できるレベルのものを提供している、とのことでした。
これは、とっても心強いですね!
頌栄には指定校推薦枠のある大学がたくさんありますが、それを利用するのは数名しかいないそうです。早稲田や慶応、青山学院などたくさんあるのに、それ以上の大学を目指したいために、一般受験する子が圧倒的に多いそう。すごいです。
頌栄の入学試験には面接もある
私の勉強不足なのですが、まさか中学受験に面接があるとは思いませんでした。説明会では、「保護者会だと思って、面接に臨んでください」とのことでしたが、ある程度の対策が必要そうです。親子で面接なんて、経験がないので緊張しそう。5分程度とのことなので、もしも受験する際は、頑張らなくては。
試験については、近年の傾向や対策について丁寧に説明してくださったので、もしも受験する場合は6年生になったら、もう一度説明会に足を運ぼうと思います。
授業見学は楽しかった!
説明会の後、好きな授業の見学ができましたので、いろいろ回ってきました。生徒や先生が自然体で、元気の良さや先生との距離の近さを感じることができました。もちろん教科によっては、かなり真剣に取り組んでいる授業もあり、様々な教育を受けることができるんだと、実感しました。
授業内容は、やはりハイレベル。社会の授業などは、私の知識をはるかに超えていました…このレベルに子供がついていけるのか、そのあたりも考えさせられました。入学してから底辺の成績というのは、茨の道ですからね。
生徒たちの雰囲気はなんとなく統一感ありました。見た目は大人しめなんですが、はっきり発言する、といったタイプの子が多い印象です。
英語に力を入れ、自立した生き方を模索する教育
帰国子女の受け入れが多く、英語教育に力を入れているのが頌栄の特色です。また、キリスト教の精神に基づき、それぞれが自立した生き方を考えるための教育をされていると感じました。
この学校の説明会に行って、自分は子供にどんな風に育って欲しいのか、教育とはなんなのかを考えさせられました。これは、志望校選びの何よりも重要な部分であると、改めて気がつきました。
私は子供に「素直で自立した女性」になって欲しいと願っていることから、頌栄を含め、女子校の理念と考えが合致しているかも、と考えるようになりました。
受験するのは子供本人ですので、子供の意見を尊重するつもりですが、子供の選択肢の一つとして、頌栄はぜひ一度子供と一緒に訪れたいと思っています。
そうそう、最後になりますが、この学校の説明会に行った時の違和感の正体は、「私が女子校生活を経験したことがないから」だと思います。女子だけの空間に身を置いたことがないのです。これはあくまでも私の感覚なので、娘がどう感じるのか、また学園祭(コ・ラーナーズ・デイ)で確認してみようと思います。
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