娘は読書が大好きです。にもかかわらず、作文がとっても苦手。読書が好きな子は、国語や作文が得意、というのは間違っていると、身をもって感じています。
娘は本の虫、といっていいほど本を読むのが好きなのです。けれど、主語と述語があやしい作文を書きます。一方、読書のおかげか、読解はそこそこできています。
都立中高一貫校だけでなく、私立の中学受験もするつもり(今ところ)なので、読解力は今以上に伸ばしていかなければならないし、作文力は少しづつでもいいので、普通の文章が書けるくらいまでには伸ばしてあげたい。
そこで、1日1つ文章を読んで要約する訓練をすることにしました。今は5年生の1学期なので、夏休み明けまでは短めの文章を使って、反復練習させるつもりです。新聞やコラム、教科書の内容などを使って、まずは基本の主語述語が正しく使えるように…
今回は新聞記事を使って、中学受験の国語の読解力や作文力を伸ばす方法をご紹介したいと思います。
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自宅学習で国語の読解力や作文力を伸ばすために、新聞を利用する
塾なしで国語の読解力や作文力を伸ばす方法はいろいろあります。市販の問題集を使うのもいいですが、いろいろな文章に慣れるためには新聞の利用がおすすめです。
塾のセミナーや説明会にいくつか行き、国語についてもいろいろ聞きました。ジュニア新書を読んだり、天声人語を読んだり、過去問を読むなど、方法は様々です。
その中でも新聞記事や天声人語を読んで→要約し→感想を言い→もう一度読む、という方法が娘にとっても合うと感じたので、実行しています。
新聞を利用した国語の勉強方法
新聞を利用した国語の勉強方法を具体的に説明します。
まず、新聞記事や天声人語、コラムなどなんでも良いので文章を準備します。できれば読みやすく、子供が興味を持てそうなものを選んであげます。先日、とっても読みにくいコラムを選んでしまい、娘を混乱させてしまうという失敗をしたので、もしも選ぶのが難しい場合は、天声人語にしておけば間違いないです。
記事が準備できたら、子供に音読させます。その際、わからない漢字は教えてあげたり、意味のわからない単語は調べたり、教えたりします。
音読が終わったら、30秒から1分ほどで要約を説明させます。その際、できるだけ記事の中の言葉を使って、要点を押さえるように子供に伝えます。
要約の後は、子供の感想を30秒から1分ほどで説明させます。
最後にもう一度記事を音読させて終わりです。
国語の読解力と作文力はもちろん、語彙力や漢字力もつく
この方法は、要約をすることで文章の重要部分を見つける読解力が身につき、それを話すことで作文力が身につきます。
それだけでなく、語彙力や漢字力も知らない間についてきます。また、新聞記事ですので、時事問題を取り扱っていることが多いので、中学受験に有利に働きます。
このやり方は、反復練習が必要です。面倒に感じるかもしれませんが、1日に15分もあれば取り組めるし、子供とコミュニケーションをとりながらできるので、親子で結構楽しめます。
この方法は、ある塾のセミナーでやり方を教えてもらいました。都立中高一貫校向けの勉強法なのですが、私立の中学受験にもとっても役立つし、国語が苦手な子供でも取り入れやすいと思います。
毎日取り組める人は朝日新聞か朝日小学生新聞がおすすめ
うちでは朝日新聞の天声人語を中心に利用しています。天声人語は文章のボリュームが少なく、筆者の思いが書かれていることもあり、普通の記事よりも取り入れやすいです。
もしも天声人語だと難しい、と言う場合は、朝日小学生新聞に子供版の天声人語が載っていますので、そちらを使っても良いと思います。
朝日新聞も朝日小学生新聞もデジタル購読が可能です。新聞宅配が煩わしい、と言う場合はデジタルで申し込んで、必要な部分だけプリントアウトして使うのも良いですね。
毎日は大変、という人は週刊の読売KODOMO新聞が良いですよ
毎日新聞が読めたとしても、読む時間が確保できなかったり、のんびりとしたペースで取り組みたい人は、週1で届く読売KODOMO新聞がおすすめです。
我が家では毎日の天声人語に飽きてきたり、つまづいたら、すぐにこちらに乗り換えようと思っています。
別に毎日新聞がないと困るわけではなく、1日1文読めればいいのです。もしも読売KODOMO新聞を活用して、作文対策するのであれば、1日1つずつ、7記事を1週間で使えばいいのです。
・毎週木曜日発行。
・月額500円。
・タブロイド判20ページ
・オールカラー
・特別協力:小学館
・協力:四谷大塚
となっていますので、安いし、読みやすそうです。
低学年からでも気軽に取り組めるし、勉強が忙しくなる高学年でも、楽しんで読めそうです。
私がこちらの公式サイトを確認した時は、無料のお試し購読の案内もありました。もしご興味があったら、サイトを確認してみてください。
勉強を見てあげる時間がない人は、市販の問題集や通信教育がおすすめ
どうしても子供の勉強に付き合ってあげる時間が取れない場合や、そもそも教える側が国語が苦手、と言う場合、市販の問題集や通信教育を使うのがおすすめです。
うちの娘が使った国語の問題集はこれです。どちらも正しい文章を書くための基礎をトレーニングできます。娘のように、主語述語の基本や接続語の使い方が苦手な子供におすすめです。
どちらかと言うと出口さんの問題集の方が易しめです。ふくしま式は国語が苦手な子にとっては、ちょっと大変かもしれません。
また、作文対策ならばZ会の通信教育や進研ゼミなどありますので、子供が積極的に取り組めるものを見つけてみてください。
作文専門で対策するなら、ブンブンどりむもおすすめです。
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