自宅学習で公立・都立中高一貫校の勉強をしていると、いろいろなものに手をつけてしまったり、一体どこからやっていいのか、わからなくなってしまうことありませんか?
現在5年生の娘は、まさに今その状態で、親子で困っていたのですが、公立中高一貫校向けのセミナーに参加して、合格に必要な力を知ることによって、夏休みに向けての勉強方法がはっきりとしました。
もしもうちのように、自宅学習での公立・都立中高一貫校対策が迷走している方がいましたら、合格に必要な力を今一度確認することをおすすめしたいです。今回は、合格するために必要な力についてご紹介しますので、参考にしていただけたらうれしいです。
公立・都立中高一貫校の合格に必要な力は3つ
作業力
公立・都立中高一貫校の問題の中には、答えを出す過程を書かせる問題があります。例えば「場合の数」などの問題です。この問題に正解するためには、書き出して調べ、答えを羅列するという作業が必要になります。
また、グラフや資料を読み取る問題についても、丁寧に読み取って分析や意見を書く作業が必要になります。
どちらもすぐにとけるという問題ではなく、根気よく作業する力が必要です。
国語力
公立・都立中高一貫校の問題文の中には学校では習っていない単元や初めて見る資料が含まれることが多いです。ただ、学校で習っていないものについては、文章の中に必ず説明があります。
そのため、知識だけで問題に答えることは難しいのですが、知識と読解力があれば文章を読んで理解し、回答することができます。
長い説明文や資料を理解するためには、国語力が必要です。
算数力
正確に早く計算する力と空間認識力は合格にかなり重要な要素です。
公立・都立中高一貫校の問題では、計算問題単体で出ることはありませんが、必ず計算しなければならない問題が出ます。
また、サイコロや折り紙などの図形問題も、頻出です。
これらは重要な得点源であり、算数力は対策すれば伸びるものなので、必ず力をつけておきたいものです。
自宅学習で合格に必要な力をつける方法
まず教科書を使って知識を定着させます。教科書に載っている知識を確実にすることが何よりの基本です。
また、計算問題はトレーニングするだけですので、市販の問題集などで毎日コツコツと積み上げていきましょう。
国語力をつけるには、天声人語や新聞記事などを読んだり記事の要約・意見をまとめるという作業をすると良いそうです。うちでは夏休みに早速試してみようと思っています。
また、新聞や教科書によっているグラフや資料を使って、資料に書いてあることを正確に書き出す訓練をすると、作業力がつき、分析の基礎が出来上がります。
これらのことを続けることによって、合格に必要な力がついていくそうです。ただ、この方法は親がかなり関わって時間をかけて一緒にやっていく必要があります。
合格に必要な力をつけるには通信教育を使う方法もあり
もしも親が関わる時間がなかったり、教えるのが苦手、できれば自分で勉強してほしい、という場合には、通信教育を使う方法もありです。
うちの娘はZ会の通信教育を使っていて、バランスよく勉強を進めています。Z会はとてもおすすめですが、それぞれの家庭や子供によって合う教材は違うと思いますので、色々な教材を検討してみてください。通信教育については別記事に書いています。